文房具、ケーブル、薬、ハンドクリーム…。
気づけば引き出しの中で迷子になっている小物たち。
一見小さな存在でも、数が増えると整理がむずかしい。
しかも、すぐ散らかる。
でも実は、小物収納のコツは「見た目の映え」ではなく、
“探さない仕組み”をつくること。
今日は、どの家でもすぐに試せる「小物収納の整え方」を紹介します。
🌿 1. まず「家の中での役割」を決める
小物があふれる原因は、役割があいまいだから。
文房具も、ケーブルも、薬も、全部“モノの種類”は違うけれど、
**「使う目的」や「使う頻度」**で分ければ整理がぐっと楽になります。
まずはざっくり、3つのグループに分けてみましょう。
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よく使うもの：毎日手に取る（ハンドクリーム、リップ、ボールペンなど）
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ときどき使うもの：週1〜月1のペース（替え芯、乾電池、印鑑など）
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予備として持つもの：出番が来たら使う（ストックの電池や薬など）
💡ポイントは、“使う頻度”で置き場を決めること。
よく使うものは「座ったまま手が届く場所」。
ときどき使うものは「引き出し1段目」。
予備は「高い棚やボックス内」。
役割を決めるだけで、「どこに何を置けばいいか」が自然に決まります。
📦 2. 仕切りは「買う前に仮で分ける」
収納グッズを買ってから後悔したこと、ありませんか？
サイズが合わなかったり、数が足りなかったり。
💡失敗しないコツは、いきなり買わないこと。
まずは家にあるもので“仮仕切り”をつくりましょう。
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空き箱（ティッシュやお菓子の箱）
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封筒を折って簡易ポケットに
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ジップ袋や紙トレイ
1〜2週間使ってみると、
“どこに何があれば動きやすいか”が見えてきます。
本命の収納トレイは、それからでOK。
サイズも動線も合っているから、買って失敗しません。
🧭 3. “ワンアクション”で戻せる場所に
小物収納を続ける最大のコツは、戻すのがラクであること。
開ける、出す、使う、戻す——この動作が増えるほど、散らかりやすくなります。
だからこそ、“ワンアクションで戻せる仕組み”をつくりましょう。
たとえば——
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デスク：手前左は「書くもの」、右は「留めるもの」
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リビング：リモコン横に「ケーブル小箱」
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玄関：ポケットティッシュ＆マスクの浅トレイ
フタ付きボックスや多段ケースは、
“開けるのが面倒”で使わなくなる原因になりがち。
💡「置いたら終わり」より、「戻して終わり」が理想。
行動のゴールを“戻す”にすると、散らかりにくい収納になります。
🏷 4. ラベルは“自分に読めること”が正解
SNSで見るような、英語ラベルやモノトーン収納。
見た目は素敵だけれど、読みにくいと使いづらくなります。
💡ラベルの目的は“迷わないこと”。
「文具／貼る」「文具／切る」「ケーブル／充電」など、
名詞＋動作で書くと、迷いがゼロになります。
家族と共有する場所なら、日本語で大きく。
ひとり暮らしでも、「自分が読める」「パッとわかる」ことを優先しましょう。
オシャレよりも“判読性”を大切にすると、探す時間が減ります。
📏 5. 小物は“数で管理”すると増えない
小物は、数を決めないとどんどん増えます。
使い切る前に買い足して、同じものがいくつも出てくる。
だからこそ、「数で管理」するのがコツ。
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乾電池 → 単3は6本まで
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ボールペン → 黒2・色1
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ケーブル → 機種ごとに1本＋予備1
💡ストックは“同じ形が重なる場所にだけ”置く。
箱を2段に重ねたり、袋を2つ並べたりしないこと。
数の上限を決めておくと、
「買う前に確認する」習慣が自然につきます。
🧹 6. 週1分のリセットで十分
どんなに整えても、暮らしていれば少しずつ乱れます。
でも、焦らなくて大丈夫。
日曜の夜に**“迷子回収1分”**をするだけで十分です。
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引き出しの中で行き場を失ったものを戻す
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場所が合っていなければ、仕切りを1cm動かす
💡収納は「決めたら終わり」ではなく、「動かしながら育てる」もの。
週1分の見直しを重ねるだけで、
暮らしがストレスなく回り始めます。
🌸 今日のヒント
先に分けて、あとで買う（仮仕切り→本命）。
戻す動作はワンアクションに。
“数で管理”が、小物の増殖を止める合言葉。
