まじめに頑張っている人ほど、「もっとちゃんとしなきゃ」「こうあるべき」と思いがち。
わたしもずっと、その気持ちの中で生きてきました。
学生の頃は「いい子でいたい」と思い、社会人になってからは「できる人」でいたくて。
予定をぎゅうぎゅうに詰めて、頼まれたことは全部引き受けて、
誰かに褒められることでしか、自分の価値を感じられなかった気がします。
でも、あるとき気づきました。
“ちゃんと”しているように見えるときほど、心の中はぐしゃぐしゃだったということに。
☁️ 「頑張りすぎてるな」と気づいた日
ある日、会社で小さなミスが続き、上司に注意を受けました。
内容はたいしたことではなかったのに、その瞬間に涙が止まらなくなりました。
帰り道も家に着いてからも、頭の中では同じ言葉がぐるぐる回る。
「どうしてできなかったんだろう」「また迷惑をかけた」
そんなふうに、自分を責める声が止まりませんでした。
夜になってベッドに入ると、心が限界を迎えたようで、
ぽつりと「もう頑張りたくない」とつぶやきました。
その言葉を口にした瞬間、少しだけ肩の力が抜けた気がしました。
「あ、わたし本当はずっと苦しかったんだ」
ようやく、自分の心の声を聞いた瞬間でした。
🌿 ゆるく生きるって、甘えじゃない
それから、少しずつ「頑張る」を手放す練習を始めました。
朝、どうしても体が動かない日は、無理に立ち上がらずに
好きな音楽をかけてコーヒーをいれる。
焦らず、心が少しずつ目覚めるのを待つようになりました。
仕事も「完璧」を目指すのではなく、「できたところまで」を見つめるように。
終わらなかったことを責めるより、「ここまでできた」と認めるほうが、
ずっと自分に優しくなれました。
ゆるく生きるとは、「何もしない」ことではなく、
「自分をいたわりながら動く」ことなんだと感じます。
☕ 小さな「ゆるめる時間」をつくる
今のわたしには、いくつかの“ゆるめる習慣”があります。
・朝の出勤前、アロマストーンにラベンダーを1滴垂らす
・通勤中の車の中では、ピアノ曲を小さな音で流す
・夜はスマホを遠くに置いて、湯船に10分だけ浸かる
どれもたいしたことではないけれど、
「わたしをリセットする小さな合図」になっています。
最初は意識しないと続かなかったけれど、
今では自然と体がその流れを覚えていて、
「今日もいつものわたしに戻ろう」と思える時間になりました。
焦っているときほど、この“ゆるめる時間”が大切。
呼吸が浅くなっていたことに気づいたり、
小さな幸せを感じ取れる自分に戻れるからです。
🌼 周りと比べない勇気
ゆるく生きようと決めても、
まわりのスピードや期待に引っ張られてしまうことがあります。
「みんな頑張っているのに、わたしだけ止まっている気がする」
そんな焦りがこみ上げてくることもあります。
そんなときは、あえてスマホを閉じて、
深呼吸をひとつしてから、「いまのわたしは何をしたい?」と問いかけます。
たとえば、
・本当はもう少し寝たい
・お風呂にゆっくり入りたい
・静かにコーヒーを飲みたい
そんな小さな願いを拾ってあげるだけでも、
心の温度がふっと戻ってくるのを感じます。
誰かと比べて頑張るより、
自分のペースで日々を味わうことのほうが、
ずっと幸せを長く続けられるのかもしれません。
🌸 ゆるさの中で見えたもの
「ちゃんと」していないと不安だった頃、
わたしの頭の中は“できないことリスト”でいっぱいでした。
でも、ゆるさを受け入れてみると、
自分の中に「できていること」や「満たされている時間」が
こんなにもあったんだと気づけました。
たとえば、
・朝ごはんをちゃんと食べられた
・部屋の窓を開けて季節の風を感じた
・仕事帰りに月がきれいだと思えた
それだけで、
「今日も悪くなかったな」と思えるようになりました。
ゆるく生きると、余白がうまれます。
その余白に、思いがけない幸せや気づきが入りこんでくる。
焦らず、比べず、ほどよく力を抜く。
それが、わたしにとって「勇気のかたち」になりました。
☁️ 今日のヒント
ゆるく生きる勇気は、何かをあきらめることではなく、
「いまの自分を信じる力」を取り戻すことだと思います。
わたしがそうだったように、
頑張り続けてきた人ほど、“ゆるむ”ことに罪悪感を感じるものです。
でも、ゆるむからこそ、人はまた立ち上がれる。
だからこそ、こんな風に過ごしてみてください。
・「今日はこれでいい」と声に出してみる
・夜の3分、照明を落として深呼吸する
・SNSを閉じて、自分の心に戻る時間をつくる
どんなに小さなことでも、
「自分を大切に扱う行動」は必ず未来を変えていきます。
ゆるさの中には、再スタートの力が眠っています。
完璧じゃなくても大丈夫。
いまのあなたのペースが、いちばん自然で美しい。
今日もどうか、
誰かの“理想の生き方”ではなく、
あなたの“心が穏やかでいられる生き方”を選んでください。

