「お金の流れを整えたいけど、家計簿が続かない。」
そう感じたことはありませんか?
最初はやる気満々でノートを買っても、
数日後にはレシートの山だけが残る——。
わたしも何度もそんな失敗をしてきました。
けれど、ある時気づいたんです。
“管理しよう”とするほど、お金との距離が遠くなるということに。
完璧に記録するよりも、
**「今、どんなふうに使っているか」**を知ることのほうが大切。
そこで試したのが、“1か月ルール”。
たった1か月だけ、お金の使い方を観察する期間を設ける。
数字を追いかけるよりも、“気づく”ことを目的にした方法です。
このルールを始めてから、
お金に対する焦りが少しずつ減っていきました。
今日は、その具体的なやり方を紹介します。
🧾 1. まずは「固定費」と「変動費」を分けて書く
1か月ルールの最初のステップは、
お金の出口を“見える化”すること。
細かく仕分けようとすると続かないので、
まずは「固定費」と「変動費」に分けて書いてみましょう。
固定費: 家賃、通信費、保険料、サブスクなど
変動費: 食費、日用品、趣味、交際費など
この2つに分けてみるだけで、
お金の流れがぐっとクリアになります。
💡ポイントは、ざっくりでいいこと。
手書きノートでも、スマホメモでも構いません。
レシートを見返して「ここにいくら流れているか」を把握するだけで十分です。
「思ったよりサブスクが多いな」
「外食が増えてる月がある」
そうした気づきが、整えるきっかけになります。
書くという行為そのものが、
“自分とお金の関係を見直す時間”になるんです。
🗓 2. 1か月だけ「記録する」ことに集中
家計簿を続けられない人の多くは、
“完璧にやろう”とすることに疲れてしまう。
だからこのルールでは、
「正確さ」より「観察」を大事にします。
方法はなんでもOK。
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ノートに書く
-
家計簿アプリに入力
-
レシートを写真で撮る
合計金額を出さなくても大丈夫。
ただ、“お金が出ていった瞬間”を軽くメモするだけ。
💡目的は「記録すること」ではなく「気づくこと」。
たとえば——
・仕事で疲れた日の帰りにコンビニで甘いものを買う
・SNSで見た商品をそのまま購入してしまう
・送料無料にするために不要なものまでカゴに入れる
こうした「使い方のクセ」が見えてきたら、それで成功。
それは、浪費ではなく“自分を知るヒント”なんです。
💡 3. 「なくても困らなかったもの」を見つける
1か月が過ぎたら、使ったお金をざっくり振り返ります。
「これは必要だった」
「これはなくてもよかったかも」
そう感じた支出が、次の1か月を整えるヒントになります。
たとえば、
・ほとんど行かなかった月額サービス
・気分で買ったけど結局使わなかった日用品
・“限定”に惹かれて買ったけど出番がない服
どれも悪いことではありません。
それらを「失敗」ではなく「気づき」として受け取ること。
💡“やめる”よりも、“見直す”から始めよう。
「これをやめよう」ではなく、
「次はもう少しシンプルにしよう」。
そう考えるだけで、心の負担が軽くなります。
🌿 4. 使わなかった分を「ご褒美貯金」に
1か月ルールで浮いたお金が出たら、
そのまま“ご褒美貯金”として取っておきましょう。
「節約=我慢」ではなく、
「整える=自分を大切にする」につなげることが大事です。
たとえば——
・お気に入りのカフェでコーヒーを飲む
・癒しの香りのアロマを買う
・読みたかった本を1冊選ぶ
“使わなかった分を、自分を満たすものに使う”。
それが、次の1か月を続ける原動力になります。
💡お金の流れを整えることは、心の流れを整えること。
「減らす」だけではなく、「喜びの方向に使う」。
そのバランスが、暮らしに心地よさをもたらしてくれます。
🪞 5. 支出の“癖”を知ると、自分の価値観が見えてくる
1か月ルールを続けるうちに、
だんだんと“自分のお金の使い方の癖”が分かってきます。
・人に贈るものには迷わず使える
・ストレスがたまるとネットで買い物をする
・体調が悪いと外食が増える
こうした癖には、「自分の価値観」がそのまま表れています。
たとえば、「人のために使うときのほうが気持ちが軽い」なら、
それは“誰かを喜ばせること”が自分の満足につながるタイプ。
「モノより香りや時間に使うと満たされる」なら、
“感覚”を大切にするタイプかもしれません。
お金の流れは、暮らしの鏡。
どう使うかを見つめ直すことで、
本当に大切にしたいものが見えてくる。
💡整えること=優先順位を知ること。
☕ 6. “整える家計”は、無理をしない仕組みから
お金を整えることは、努力や我慢ではなく、仕組みをつくること。
1か月ルールを習慣にするなら、
「やる日」と「見直す日」を固定してしまうのがコツです。
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毎月1日は“記録スタートの日”
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月末は“見直しカフェデー”にしてノートを開く
コーヒーを淹れて、静かな時間に支出を眺める。
それだけで、お金との距離がぐっと近くなります。
数字を並べるだけの家計簿ではなく、
香りや光に包まれた“心を整える時間”に変えていきましょう。
💡「見直す時間」があるだけで、暮らしは整う。
🌸 今日のヒント
固定費と変動費を分けてみる。
1か月だけ記録する。
“なくても困らない”支出を見つける。
浮いた分を、ご褒美貯金にする。
お金の使い方の癖を見つけ、自分を知る。
お金を整えるとは、数字を減らすことではなく、
“心を満たす使い方”を見つけること。
我慢よりも、気づきを。
節約よりも、選ぶ力を。
1か月ルールは、お金と自分をつなぎ直すやさしい習慣です。
1か月後、あなたの財布にも心にも、
きっとやわらかな余白が生まれています。

