貯める力を育てる|浪費から整える暮らしへ
「好きなことは今しかできない」——そう思って、気づけばお金を使うことが日常になっていた。
カフェでのひとときや、アクセサリーを眺める時間は、たしかに私を満たしてくれる。
けれど、いつの間にか貯金は減り、将来のことを考えると、心のどこかに小さな不安が残るようになった。
ある日、財布を開いたときにふと「このままでいいのかな」と胸の奥で引っ掛かる感覚があった——
そこから、私の“貯める力”を育てる日々が始まった。
お金が貯まらない理由は「頑張り不足」ではなかった
はじめは、ただ漠然とした不安だけがあった。
「お金の知識がない」「節約が苦手」「貯金ができない」
そう思い込んでいたけれど、リベシティで学ぶうちに、
“貯める力”は特別な才能ではなく、「整える力」なんだと知った。
お金が貯まらないのは、努力が足りないからではなく、
お金の流れを“見えていない”だけかもしれない。
自分のお金の通り道を、いちど静かに見つめてみること。
そこからすべてが変わっていく。
家計を整える最初のステップは「可視化」だった
私はまず、固定費と変動費を書き出すところから始めた。
「これは本当に必要?」と自分に問いかけながら、
家計簿アプリで日々の支出を可視化してみる。
意外にも、“好きなことに使っているつもり”のお金の中に、
惰性や癖で使っていたものがたくさんあった。
無理な節約ではなく、「使い方を整える」。
この意識に変えてから、少しずつお金の流れが穏やかになった気がする。
NISAや小規模共済も見直して、未来への準備も「今」の延長線上にあるものとして考えるようになった。
「今を楽しむ」と「将来に備える」は両立できる
以前の私は、「今を楽しむか、将来に備えるか」のどちらかしか選べないと思っていた。
でも今は、どちらも大切にできると感じている。
好きなことを大切にしながらも、将来に安心を積み重ねていくこと。
そのバランスこそが、私にとっての“豊かさ”なのかもしれない。
お金を貯めることは、我慢ではなく、
**“自分を大切にする習慣”**だと気づいた。
今日も少しずつ、自分のペースで「貯める力」を育てていこうと思う。
🩵まとめ|貯める力は「未来を整える力」
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お金が貯まらない原因は「頑張り不足」ではなく「見えない支出」
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無理な節約ではなく、「使い方を整える」ことから始める
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今を楽しみながら、未来に安心を積み重ねるバランスが大切
少しずつ整えていくことで、心も暮らしも軽やかになっていく。
貯める力を育てることは、暮らしをやさしく整えること——
そんな小さな気づきを、これからも大切にしていきたい。